確かに株主優待は人によって魅力的な優待サービスを受けられるという点で人気があります。しかし、通常の銘柄がダメなのかというと、それも違うと言えます。

株主優待がない株の魅力ってなにがあるの?

笑っているビジネスマン

株主優待に大きな魅力を感じている人がいるのは事実でしょう。
何もしていなくても、株価が上がろうが下がろうが常に一定した優待がもらえるというのは確かにうれしいです。
単にうれしいだけではなく、実際的な価値としてもそれなりに大きな優待を提供している企業も少なくありません。
いつも自分たちが購入しているもの、利用しているものであれば、事実上それに払っている分のお金だけの価値があることになります。
自分たちが使わないものであっても、例えば金券ショップなどで買い取ってくれるような優待を提供している企業もあるからです。

このように優待の内容を金銭的価値に換算した場合、株価の1%程度になる企業はよくありますし、企業によってはさらに高い、数%程度の優待内容になる企業も決して珍しくはありません。
最初にも書いたように、何もしていなくてもそれだけの一定した利益があるというのは大きいわけです。
一方で、企業の立場にたって物を考えてみると、まずはそのように優待に対して魅力を感じてもらい、株価の上昇や下落に一喜一憂せず長期的に安定して保有してくれる人を増やしたいという思惑があることは間違いありません。
株主優待の提供はタダで行えるものではなく、それなりの費用や人件費はかかっているはずです。
なにしろ自分の会社の製品でありサービスであるわけですから、原価としては限られており、投資家が考えるほどの持ち出しにはならないということもあるでしょう。

このように見てくると、投資家にとっても企業にとってもそれなりの魅力がある以上、逆に株主優待のない株に何の魅力があるのかということになってしまうのもある意味うなずけます。

おそらく、株主優待のない株の最大の魅力は、上に書いたことの逆です。
なまじ優待があると、優待に目がくらみ、正常な判断ができなくなるおそれがあるともいえるのです。
本当は売り時なのに、次の優待のことが頭にちらついて売り時を逃すとか、本当は買い時なのに、優待の内容が自分にとって大して魅力的でないからという理由で買い時を逃すなどといったことです。

優待がない株ではそのようなことは決して起こりません。
真に会社の実績や成長性に基づいて売買の判断ができると言えます。
業績が良かろうがが悪かろうが一定の優待というのは、こと株に関しては、企業も投資家も一種の思考停止に陥っているのです。
業績が良ければ配当金を増やし、悪ければ下げるというのが本来の姿のはずです。

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